清潔な水を供給しよう。屋上給水タンクはもはや時代遅れ

天気が悪いとすっかり肌寒くなりました。
体調を崩されないよう、お気をつけてお過ごしください。

排水管の話をダラダラ続けてしまったので、
ここらで一度気を引き締めて、給水の話に。

▲▽▲給水タンクは直結増圧式給水へ▲▽▲
給水タンクを使用しているビル・マンションは、

給水タンク廃止、
直結増圧式給水への変更

を、いずれ計画が必要です。

地域によって、十分な水圧が取れず
直結増圧式給水が難しい場合もなきにしもあらずだが、
各水道局が、原則、直結増圧式給水への変更を推進しており、
適応地域は、年々広がっている。

▲▽▲綺麗な水を供給する▲▽▲
水道局が直結増圧式給水への変更を推進する理由は、

「綺麗な水」を蛇口に届けたい。

からに他ならない。
水道局が、取水した水をせっかく「浄水場」で綺麗にして、
「綺麗な水」を建物に届けても、
その「綺麗な水」が貯水タンクの中で、
汚染されてしまっては、元も子もなく、馬鹿らしい。

ビル・マンション所有者にとっても、
せっかく税金払って、
水道局に綺麗な水を作って届けてもらっているのに、
自ビル・自マンションでの水質維持のために、
貯水タンクの清掃点検コストを自分で負担するのは、
二重負担になり、馬鹿らしい。

直結増圧式であれば、双方の
ストレスと無駄がなくなる。というわけだ。

給水方式の変更工事は難しくないが、
同時に給水管も交換する場合は、多少金額がかさむため、
相応の準備が必要となる。

清潔な水の供給は、日本の自慢。
これができなくなれば、日本も途上国に逆戻り。
だから給水タンクの廃止は真面目に考えて欲しい。

▲▽▲高置給水タンクは震災時要注意▲▽▲
ちなみに給水タンク支持派(?)は、
東日本大震災の後も、給水タンクがあれば
震災時もしばらく水が供給できると言うが、
これは要注意。

実際東日本大震災の際に、
被災地の屋上給水タンク付きマンションで起った問題は、
震災後も水が出るので、上階がトイレを普通に使う。
実は排水管が損傷をしていて、排水が排出できず、
1Fのトイレからその汚水が吹き出す。。。
(食事中の方がいらしたら、申し訳ない。。)

もしまだしばらく、給水タンクを使用する場合は、
テナントに、
「震災時にはトイレの水を流さないでください。」
の周知をしておきたい。

▲▽▲東京都水道局の場合▲▽▲
と直結増圧式給水への変更の話へと戻るが、
東京都であれば、東京都水道局が、
直結切替え見積りを無料で行うサービスを行っている。
http://www.waterworks.metro.tokyo.jp/kurashi/chokketsu/mitsumori.html

また東京都水道局では、
給水装置工事工費表
http://www.waterworks.metro.tokyo.jp/kurashi/water_supply_e/pdf/20180401-01.pdf
給水装置修繕工事工費表
http://www.waterworks.metro.tokyo.jp/kurashi/water_supply_e/pdf/20180401-02.pdf
を公開している。
読むきは起こらないが・・・・、
見積価格に疑義があれば、確認に使える。

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